中道の精神
この度は、短期出家コースでの修行をお許しくださいまして、誠にありがとうございました。古式に則った正式な出家得度式を身をもって体験させていただき感激いたしました。特に、タンマガーイ寺院の僧侶の皆様20名が暖かく私たちの出家 [...]
出家得度式の手順
出家得度式は、以下のような順序で進行されます(都合により、所々変更する場合があります)。得度式までの 1 週間リハーサルを行います。下に貼ってあるリンクをクリックすると、式典の各段階で行われる読経をダウンロードすることができます。また、下記にある PDFアイコンをクリックして、読経のテキストを見ることができます。
右繞三匝(うにょうさんぞう)
右繞三匝は三宝(仏法僧)に帰依する儀式です。列をつくり本堂のまわりを時計回りに 3 周することで、仏、法、僧に帰依を表します
出家希望者は頭髪、顎鬚、眉を剃り、手足の爪を切って身支度を整えます。そして、三本のハスの花束・ロウソク・線香を受け取り、祈りの形に合わせた両手の中に挟みます。そして、指示に従って年功順に列をつくり、本堂の北側へ歩きていきます。行進は、年長者を先頭にして右側からはじまります。
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蓮の花を受け取った出家希望者は、前後間隔を 1 メートルずつあけて各横列ごとに並びます。
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右繞三匝の法悦感の中、出家希望者は下を向いて静かに歩きながら、「イティピソー」から始まるパーリ語のお経を唱えて三宝に帰依します。また、澄んだ輝かしい水晶玉が身体の中心に浮かんでいる様を視覚化し、穢れのない純粋な心の維持に努めます。
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巡回での読経
右繞三匝(うにょうさんそう)後、出家希望者は一列に並んで出家得度式の会場に入り、儀式場に敬意を払います。ここはサンガ ( 僧団 ) がサンガカンマ ( 僧団の儀式 ) に参列した神聖なる境界で、ブッダの本尊が祭られています。
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本尊である仏像を拝むことで、ブッダに深く敬意を表します。
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1. 得度式場と礼拝堂に敬意を払う
保護者、または両親に許しを請い敬います。出家希望者がこれまで母親、父親、保護者や親族に対して行った行為を懺悔します。こうして、 涅槃寂静の境地を求める前に、 出家希望者は罪の汚れをおとし心を浄化させます。その後、三衣を保護者から受け取る儀式に移ります
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2. 両親へ懺悔
パッバーシャとは、僧侶として仏門に入る儀式のことです。出家希望者は、戒師の前で読経をして、三宝(仏法僧)への帰依を表します。
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3. 仏門に入る
出家希望者は、戒師のもとで三宝を学び、帰依の信念を強化し、出家の目的や利益を心に刻みつけます。その後、瞑想の基本である五つの対象物(頭髪・体毛・爪・歯・皮膚)について学びます。
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4. 瞑想の基本対象物を学ぶ
三帰依し十戒を学び実践するために、敬礼文・三帰依文・十戒文を読経します。帰依とは、三宝に帰依することをいい、十戒とは、身口意の行為を正しく保つために 、守らなければならない十か条の戒律のことをいいます。この段階が終わったら、出家希望者は沙彌になります。
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5. 三帰依と十戒
沙彌は戒師に全幅の信頼を置くことが要求されます。信頼を寄せることで、戒師から手引き、保護、指導と教育をよりよく受けることができます。
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6. 戒師に信頼を置く
戒師から四つの生活必需品について説明を受けます。 安陀会(作業着)・ 鬱多羅僧(普段着)・ 僧伽梨(儀式・訪問着)の三衣と、食事に使う持鉢です。この段階で沙彌となった参加者は、「アーマパンテー」と答えます。
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7. 三衣と持鉢の説明
まず1人目の沙彌が、整列している比丘に向かい合って立ち、赤い絨毯から 30 センチ手前のところで合掌をします。次に、赤い絨毯の周りを歩くので、踏まないように注意してください(2番目3番目の沙彌も、同じ手順で続きます)。その後、パーリ語で、沙彌にいくつかの問題が出されます。
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8. 出家を懇願する読経のテスト
名前を呼ばれた沙彌は、赤い絨毯のまわりを歩き演壇に向かいます。左膝で演壇上に登ったら、そのまま膝で歩いて1組の僧侶の間で止まります。その場で頭を3回下げた後、出家を懇願する読経をします。
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9. 出家を求める
pdf 出家言葉ファイルをこちらからダウンロード
この度は、短期出家コースでの修行をお許しくださいまして、誠にありがとうございました。古式に則った正式な出家得度式を身をもって体験させていただき感激いたしました。特に、タンマガーイ寺院の僧侶の皆様20名が暖かく私たちの出家を見届け下さったのみならず、数多くのスタッフの方々、信者の皆様方が私たち修行をサポートしてくださいましたことに感謝いたしております。
チェンマイで修行は、イスの生活に終始し、瞑想に慣れていない私には肉体的に大変なことでした。しかし、一生懸命やるんだが気を張りすぎずにやっていけばよいのだ、という中道の精神に則った先生方の暖かいご指導とお導きを頂戴し何とか当初の予定を終了することができました。
瞑想体験に関しては、まだまだ入口に立っただけの状態です。しかし、自分の意思で意図的に頭をまっさらにし、あちこち動き回る心の存在を意識し、その心を対象に釘付けにするという修行が、爽快感をもたらし、自身の気持ちを明るくしていくということを学びました。足が痛かったら、イスに座ってもよいから、心を対称に統一するように努めなさい。でも、がんばりすぎてはいけません。遊び半分、という意識が必要ですよ」というお言葉は、非常に新鮮でした。瞑想は涅槃に導くものであることは理解していたのですが、その瞑想が私たちの身近にあるものであることを自覚いたしました。今後、バランスよい人生をおくるためにも、少しずつでも続けていこうと思っています。
また、「食」は自らの楽しみのためではなく、健康な人としての修養のためにあることを修養道場での食法に則った食事や托鉢の経験を通じ、身を以って学ばせていただきました。お掃除や洗濯係といった作務も大切な修行の一環であり、私たちの修行を支えてくださっている在家の信者の皆様たちのための作務でもあることを学ばせていただきました。
最後に、この度のすばらしい経験を与えてくださいましたタンガーイ寺院の僧侶の皆様、スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
再拝
高橋尭英
立正大学教授
本当の幸せとは何か
2500年前、ブッダは本当の幸せとは何かを人々に説きました。ブッダは、幸福の定義を二つに分けて説明しています。
1. 物質的幸福
Samisa-sukha とは、肉体と 物質の 欲にとらわれていることです(財産や貴金属類、または夫や妻、子供など)。私たちは、物を所有することで幸せになれると思い込んでいます。しかし、この種の幸福感は長くは続かず、いつかは苦悩に変わります。例えば、多くの若者が、結婚相手を見つけることさえできれば、幸せになれると信じています。うまく理想の相手が見つかれば欲求は満たされますが、しばらくすると、疑惑、懸念、嫉妬、慢心、悲観、失望などの様々な苦悩が生じてきます。場合によっては、離婚に至ることさえあります。どのような幸福を得たとしても、それが物質的なものである限り、苦悩の原因となり得るのです。
2. 仏法から得れる幸福
Niramisa-sukha 。これこそが真の幸福です。仏法を信ずる者は苦悩から解放されて、ゆくゆくは涅槃に辿り着くことができるでしょう。
自利の益
1. 渇望や欲望の苦悩から解放された人々は阿羅漢となり、以下の恩恵に与かります。
1.1.
過去の辛い記憶から解放される。
1.2.
渇望を消し去ったので、もはや思い悩むことがなくなる。
1.3.
社会や家庭で、品行方正で道徳観念のある良い手本となり得る。
2. 仏法からの利益
2.1.
肉体的にも精神的にも浄化される。
2.2.
他人に対して慈悲深く寛大になれる。
2.3.
智慧を得る。
利他の益
1. あなたの周囲の人々が与る恩恵
1.1.
あなたが寺院の架け橋となることで、家族や友人も仏法を聞く機会に恵まれる。
1.2.
コースを終了して家庭に戻った際、あなたが忍耐深く優しくなったことで、妻も子供も幸せに調和をもって暮らせるようになる。
1.3.
職場や学校でも人々と調和をもって暮らせるようになる。
2. 伝道者として次世代に仏教を伝えることで、子孫は仏法の恩恵に与る。
修行について
コースの要約
段階
修行内容
1.
入門指導、体操などの訓練
2.
瞑想と基本的仏法の学習
3.
瞑想 出家得度式のリハーサル
4.
出家得度式
5.
仏教戒律の学習と実践、及び 瞑想リトリート
6.
瞑想リトリート
7.
毎日の修行の成果とコースに対する感想の記入
日程表
時間
活動内容
04:30
起床
05:00
瞑想 朝の読経 慈悲の瞑想
06:30
様々な義務 / 自由時間
07:30
朝食
09:00
説法を聞く、瞑想
11:00
昼食
13:30
説法を聞く、瞑想
16:00
飲物を摂る
17:30
自由時間
18:30
説法を聞く、夕の読経、瞑想
22:00
就寝
義務
出家の目的は、俗世を離れ煩悩を絶つことです。このコースに参加して、十分に瞑想に浸る好機を得ることで、渇望からの束縛を解き放ち、きっと真実の幸福を見つけることができるでしょう。
僧侶は、仏教の教義に沿った毎日の義務に勤めることで、煩悩から解脱します。義務( kicavatra )とは、「 kica 」と「 vatra 」の 2つの単語が合成したものです。
「 Kica 」とは、 非常に重要だと考えられているために、強制されている義務のことです。そして、「 Vatra 」とは、強制されてはいませんが、行った方が良いことという意味です。もし、これらの義務を怠るならば、良い結果は得られないでしょう。戒律を破ることにはなりませんが、僧侶を支援する人々の信用を裏切ることになるのです。しかし、もしそれらの義務に励むなら、人々のあなたへの尊敬の念は強くなります。このプログラムで 奨励されている毎日の義務を勤めることで、煩悩を焼き払うことができるでしょう。
僧侶としての毎日の修行
托鉢に出かける
寺院の掃除
懺悔
読経と瞑想
内観
戒師のお世話
健康のための運動
仏法と戒律の学習
寺院財産の保守
品行方正に努める
この度は、短期出家コースでの修行をお許しくださいまして、誠にありがとうございました。古式に則った正式な出家得度式を身をもって体験させていただき感激いたしました。特に、タンマガーイ寺院の僧侶の皆様20名が暖かく私たちの出家 [...]
この度は、特別のお計らいの短期瞑想研修を、実践させていただきまことに有難うございました。多少は書物を読みかじり「瞑想」の何たるかは理解しておりましたが、私が考える以上に高度で奥の深いものでした。これはやはり、実際に体験し [...]
今回のコースには、本当に私は参加する予定ではなかったのですが、ラオスのビエンチャンで朝倉さんに会ったことで、私の旅の進路は急激に変わり、あれよあれよの内に、この国際短期出家コースに参加させていただくことになりました。
[...]
第1回国際短期出家コースに参加して僕が思ったことは、瞑想にお腹に仏像と水晶球が見えるという事が信じられなかったけど、少しだけ見えた感じがしました。
僕はこのコースにあまり参加したくありませんでした。なぜかというと仏教その [...]
8月8日早朝4:30分スワンナプーン国際空港に着きまして、落ち着くまもなく、タンマガーイ寺院にAM8:00に入りました。この出家コース参加を決めたのは8月2日頃です。急なことで何も準備もできず、心の準備もできずに参加させ [...]
去年行われたタンマガーイ寺院での国際短期出家コースに参加し、今回2回目の参加となりました。前回はチェンマイでの瞑想コースが終了し、本人に戻る途中にランパン県でバス事故に遭って、3度の手術を経験するという波乱万丈の展開でし [...]
私は日本のタンマガーイ別院にご縁をいただいて以来、家でかなり長い間、瞑想に取り組んできたつもりですが、「定水を凝らすといえども識浪しきりにさわぐ」と言うように、雑念が絶えず湧いてきて入り口にも入ることができませんでした。 [...]
成田を8月5日に出発して、タンマガーイ寺院の宿舎に着いたのは夜中でした。何も分からず参加したのですが、参加した皆さんがとてもいい人ばかりだったので、とても良かったです。お経も良く覚えていない私でしたが、吉野さんやルアンピ [...]
私達は朝起きて、瞑想をして、掃除をして、ご飯を食べて、瞑想して、ご飯を食べて、瞑想をしました。私はそれが楽しくて楽しくてしかたなかったです。楽しすぎて毎日、顔がにやけていました。仲間のつまらないダジャレに毎日大爆笑してい [...]
このウェブサイトは、ある男たちの物語を紹介します。日本人である彼らはタイ王国を訪ね、今まで体験したこともない境地を挑戦しました。2500年以上伝えられてきたブッダの教えを学ぶために、短期間で仏門に入り僧侶の人生を体験しました。その体験は言葉で言い表せないほどなものでした。この体験によって彼らは自分の人生の目的を見つけました。
彼らの物語から皆さんは自分が必要としていることに気づき、自分の人生の目的を見つけ、仏教の真髄に触れることになれることを、心から願っています。